喫煙注意で暴行被害に、りんたろー。は戸惑い「“ダメ”と言わない方が良い社会なのか?」

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より生放送している。

■言葉選びの難しさをEXITが語る りんたろー。の後悔「あえて誰でも理解できる言い回しをつかうことも…」兼近「“お約束”がない時代に、マイノリティをイジって『これが普通』と笑わせる時代は終わり」

2022年1月27日(木)夜9時からの放送では、菅直人元総理の”ヒットラー”投稿が「国際的にはご法度な発言なのでは?」などと物議を醸していることを受けて、SNS時代に言葉選びや言葉遣いをどのようにアップデートしていくべきなのか考えた。
お笑いコンビ・EXITのりんたろー。は「単純に、個々がアップデートしていけばいいという問題だけではない気がする。例えば、配偶者を“パートナー”と言い換えてコメントしたら、『ボケた』みたいな空気になり、トークが止まることもある。自分の中では言葉のアップデートをしているが、スタジオの空気を止めないために“誰でもすぐに理解できる”言葉を使うこともある」と打ち明けた。また、相方の兼近大樹は「僕らがやっているテレビ、雑誌、新聞、国に関する仕事は全部ルールが違うので、それぞれ言葉遣いを変えるようにしている。誰が聞いているか?それが子どもなのか?高齢者なのか?と考えた上で言葉を選んでいる。僕なりに正解を選んでいるつもり」とコメント。一方で、それでも「ミスって炎上するというのが今の時代」と語った。
ゲストで社会学者の塚越健司氏は「1980年代は、テレビの視聴率は20~30%が当たり前の時代で、みんな同じものを見ていた。なので、1980年代のバラエティは『こんなもんだよね』と“お約束”のようなものがあったように思う。でも、インターネットが誕生したことで多様性が広がり、今の時代は『その意味がわからない』ということがある」とコメント。この話を受けて、兼近さんは「お笑いでは“あるあるネタ”がなくなってきている。マイノリティをイジって、『これが普通だよ』とツッコミを入れて、笑わせる時代が終わりに近づいてきていると身に染みて感じる」と昨今のお笑い事情に対する自身の考えを述べた。

■喫煙注意で暴行被害に、りんたろー。「“ダメ”と言わない方が良い社会なのか?」
 兼近は自身の経験を語る「注意をしたら俺が“ヤバイ人”に…。感覚のズレをすり合わせるのが難しい」

また、番組では、電車内で喫煙していた男を注意した男子高校生が暴行を受けた事件について、自分がそのような場に遭遇したらどうすれば良いのか考えた。
りんたろー。は「話が通じない相手とすぐに判断できないし、周りに人もいるし…。ダメなことをしているから、僕も声をかけてしまうと思う。これからはダメなものに、『ダメ』と言わない方が良い社会なんですかね?」と戸惑い気味にコメント。兼近は暴行を加えた男の人物像について、「電車内で禁止されている喫煙をするという行為は『俺、こういうことできちゃうんだぜ』と周囲の人に見せびらかしているように思う。構ってほしい人間で、声を掛けられるのを待っていたのでは?声を掛けてきた男子高校生は、自分を強く見せるためのカモでしかなかったのではないか?それが悔しい」と分析した。脳科学者の茂木健一郎は「この季節にTシャツ姿で過ごしていて、優先席に寝転んでいるという背景からも、話が通じない相手なのかもしれない。大人としては、『この人に声を掛けても無駄かな』と思ってしまうかも。でも、この高校生のことは『頑張ったね』と褒めてあげたい」とコメントし、出演者も同意を示した。

兼近は自身の経験を切り出し、「男子高校生や車内でこの光景を見ていた人たちは、『圧倒的にこの人が間違えている』と思っているけど、この男からしたら『間違えたことをしている』という概念がないかもしれない。僕は周りの人たちが間違った行為していた時に、注意をしていた時期もあるけど、意味がなかった。例えば、車からタバコをポイ捨てした時に、『それヤバイじゃないですか』と言っても、みんなからしたら俺が“ヤバイ人”になる。『お前ヤバイな』とイジリをされて、『なんで止めなきゃいけないんだ?』と言われてしまう世界を見てきた。この感覚に対して、『間違っていることをしている』と正しい方向へ導くことは難しいと感じている」と語った。

本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。
https://abema.tv/video/title/89-66

■『ABEMA Prime』 放送概要
放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送
放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル
(C)AbemaTV,Inc.

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