アニメ『スパイファミリー』声優陣座談会。アーニャの“よゆうのえみ”シーンの裏話も!?

 TVアニメ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は、4月9日23:00よりテレビ東京系6局ネット他にて放送中。

 本記事では『PASH!』7月号に掲載された、ロイド・フォージャー役・江口拓也さん、アーニャ・フォージャー役・種﨑敦美さん、ヨル・フォージャー役・早見沙織さんの座談会企画の一部を特別に掲載します!

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アニメ『スパイファミリー』江口拓也さん、種﨑敦美さん、早見沙織さん座談会

――みなさんが演じるキャラクターについて、放送済みの第9話までを振り返ってみて印象に変化はありますか?

江口:ロイドはスパイとして活動してきて“表向きの顔”をいくつも持っているからこそ、冷静沈着で、本当の自分を見せることが滅多にないですよね。でも第9話までくると、アーニャが入学初日に“雷トニト”を取ってきて「どうしたらいいんだ!?」と悩んだり、アーニャに「勉強しろ」と言うのは自分のミッションを成功させるためでアーニャの気持ちを考えていないのでは? と思ったりしていて。

 そんななか、第7話でヨルさんに等身大の不安を見せるシーンがあったんですけど、これまであまり他人に頼らず生きてきたロイドが自分ひとりでは解決できないものに直面したとき、周りに頼るようになったというのが大きな変化かなと思います。それが今後、吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、人との関わり合いで少しずつ変わっているところにすごく良さを感じました。

種﨑:最初の頃は「ロイドはそこまでくだけないでください」とディレクションがありましたけど、どんどん許容範囲が広がっていきましたよね。変化したというのを感じさせずに少しずつ変わっているのがすごいな~と思います。

早見:スパイとして何でもこなせるロイドさんが“子供”という存在を通してこれまで見せてこなかった姿を見せていくというところに、私は最初意外なギャップがあると感じていたんです。

 だけどお話が進むにつれて、アーニャさんにツッコミを入れたり、ヨルさんに振り回されたりするロイドさんがいつの間にか当たり前になっていて。そういうシーンは観ていてすごく和みます。

――では、アーニャはいかがでしょう?

種﨑:私は原作を読んでいたとき、アーニャって可愛くないところが可愛いと思っていたんです。でもアニメでは、より子供っぽい動きをたくさん観ることができて可愛いな~って。

早見:アーニャさん、ものすごく可愛いですよね。

江口:うんうん。アーニャは守りたい気持ちにさせてくれる存在といいますか。もちろんアーニャも安心して観られるキャラクターではあるんですけど、何かほっとけないなと思ってしまうところがありますよね。だからこそ、観ている人の心を掴んで離さないのかなと。

早見:あと、アーニャさんも変化しているとは思いますけど、アーニャさんを軸にして周りの大人や子供たちが変化している印象のほうが強いといいますか……。

種﨑:確かに、アーニャは中心にいて、ずっとブレていないですよね。しかも物事がマズい方向へ行こうとしたらちゃんと軌道修正してくれる!

早見:そうなんです。そういう姿を見ていると、常にアーニャさんらしく生きているのかなと感じます。

――周りから見たら「素敵な家族」だという印象が強いフォージャー家ですが、演じているみなさんから見て家族っぽいなと感じたシーンは?

種﨑:私はちょうど今お話しした第6話の集合写真を撮るところですね。3人とも同じ表情をしているのが家族っぽいなと。

江口:僕は第3話のラストですかね。3人で街へ出掛けた後、「長い一日だったな」と疲れを共有しながら家に帰ってきたときに、アーニャが「ココア飲みたい」と言って、ヨルさんが「承りました」と言うあの一連の流れが家族だな~と思いました。

 何を食べようとか、何を飲もうとか、(星野)源さんのエンディング主題歌『喜劇』の歌詞にも入っているんですけど、そのシーンを観た後にそれを聴くと胸に込み上げてくるものがありましたね。

早見:私は第6話でヨルさんとアーニャさんが家で特訓するシーンかな。お家でふたりで特訓しているところにロイドさんが帰ってきて、「……何してるの?」とツッコむという、ああいった日常のワンシーンがすごく家族っぽいですよね。

種﨑:父(=ロイド)が少し引いていた感じもまた良かったです(笑)。

早見:そうそう(笑)。母と娘に謎の連帯感があって父が入れないみたいな。そこがリアルだなと思いました。

――ここからは5月中旬~6月上旬にかけて放送された話数を振り返っていきます。まず、第6話はいかがでしたか?

種﨑:アーニャがヨルと特訓したことによってダミアンが痛い目に遭っていましたね。もうパンチの重さがすごい!

江口:筋が良かったですよね(笑)。

早見:第6話だと、私はヨルさんが「私にできることを精一杯がんばろう!」と思うシーンがすごく好きです。ヨルさんって、自分に対してダメだなと思ってしまうときがあるじゃないですか。でもアーニャさんがそんなヨルさんを丸っと受け入れてくれて、前を向けたというのが素敵です。

江口:そのあたりのシーンで出てきた「私はその子の母親ですッ!!!」というセリフも良かったですよね。

早見:そのセリフは台本のト書きに「鬼気迫る表情で」とあったので、最初テストのときに、かなり鬼気迫る感じでやってみたんです。そしたら音響監督から「抑えてください」とディレクションをいただいてしまいました(笑)。

江口:ヨルさんって“殺意のバランス”が難しそう……。

早見:難しいですね……。多分殺意MAXになっちゃっていたんですけど、あのシーンは殺し屋モードになってはダメだったようです(苦笑)。

種﨑:そういえば私もこの回で「抑えめに」とディレクションをいただいたシーンがありましたね。ダミアンを殴ったあとに「……てをのばしたとこにぐうぜんこのひとが……」と言うところなんですけど、そのときのアーニャの顔が宇宙人っぽかったから、最初、人間じゃないような声でやってみたんですよ。とりあえずやってみて、ダメだったらやり直せばいいやと思ったんです。

 そしたら「すごく面白いから採用したいんですけど、もう少しアーニャに戻ってもらっていいですか?」とお話をいただきまして(笑)。結果、放送された感じに調整しました。

――アーニャの表情といえば、第6話でフッと小バカにした笑みを浮かべるところもインパクトがあったのかなと。

種﨑:その表情も含めアニメ化される前から話題になっているアーニャの表情や言動はいくつかあって、そこは間違いなくみなさんが期待されているシーンでもあって。でも私自身はあえて「期待されている……」ということは意識せず、普通にやろう! と決めて臨んでいました。

早見:みなさんの期待を受け止めつつ、普通にやるのって本当に大変なことだと思います。そのときの絵も原作の絵を完全に再現していて素晴らしかったですよね(笑)。

江口:確かに、あの表情良い!

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(C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY 製作委員会

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